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「あうる(Owl)」は、智慧ある鳥とされる梟(フクロウ)に因んで名付けました。

下の写真は、Wikipedia「コロンビア大学」から引用したアルマ・マータ像です。



アルマ・マータ(Alma Mater)は、ギリシア神話の地母神であるアテネのことです。そこから、「母校」の意味で使われるようになったので、大学に像がよくあるのだそうです。特にコロンビア大学のものは有名で、左足の裾あたり小さなフクロウが隠れています(残念ながらこの写真では見ることができません。コロンビア大学、フクロウで検索すると留学された方の体験記と写真が出てきます。)。

フクロウは、夜でも輝く大きな目を持っています。そこから、暗闇でも真理を発見し、勝利の女神の使いであるフクロウは、智慧ある鳥とされています。

あうる経営法律事務所は、総合的なリーガルサービスのみならず、何より単なる知識を超えた智慧を活かした人間味のある支援を目指して発足しました。

「経営法律事務所」と名付けたのは、尊敬する「二宮尊徳(にのみやたかのり)」にあやかりました。下の画像はWikipedia「二宮尊徳」から引用したものです。

道徳教科書にでてくる金次郎少年と異なり、尊徳は現代でいうプラグマティズムを体現する実務家でありながら、現在の日本の支える哲学を実践しただけでなく、なにより経済と道徳を結び付け、明治維新につながる日本の近代国家の礎を作った人です。尊徳は、希望を失った人々には「心を耕すこと」(心田開発)が必要だと考えました。日本は古来から地震、津波、台風の被害が多く、自然の脅威にさらされ続けてきました。それは、長年の努力が何の納得できる理由もなく一瞬にして失われ、報われない勤勉が道徳に対する反発を生み、勤労意識の喪失故多くの田畑は荒れ、近隣の人々はお互いにいがみ合う、そのような時代に尊徳は生まれました。尊徳は、少年時代の努力が実を結び、20歳で、失った家を取り戻します。その業績を認められ、小田和原藩服部家に勤め、財政立て直しを成功させます。尊徳は、日本の事業再生の第一人者なのです。尊徳は、その後、自分の財産を全て処分し、土地の三分の二が荒れ地となっていた小田原藩桜町領(現栃木県真岡市)の復興に自身の身命を賭けます。尊徳は、暴虐としかいいようのない自然の力に打ちひしがれ絶望した人々を見て、社会を復興させるためには、理を尽くし説得するだけでは足りず、等しく人に希望を与えることが必要であると考えました。知識を超えた智慧を生かし人と人と対等な関係において「実行」を通じてこそ人々の納得が得られると考え、それを実践したのです。自然の力は偉大です。戦争で焼け野原になっても雑草はわずか数か月で生えてきます。人間の力が雑草に劣ると考える理由があるでしょうか。尊徳は、自然は人間に善も悪も与える存在であると考えました。そして、人間が自然にただ従うのみなら悪を生み、自然に反するなら善を捨てることになるが、人間が工夫して自然と適当に付合い自身の力で善を生み出すのが「人道」だと考えました。尊徳は、心田開発を「我が道は至誠と実行のみ」と表現しました。

2011年の東日本大震災において、私たちは自然の脅威に打ちひしがれました。しかし、至誠と実行をもって誠実に一歩づつ歩むことで必ず日本は再興できるとと私は信じています。そのためには、まず、日本を支える中小企業の経営者の皆様の勇気と行動が必要であり、それを支える従業員のみならず、社会全体の信頼関係が必要なのです。

あうる経営法律事務所は、日本を再興したいという人々の勇気と行動に人と人と対等な関係を基本に対話を通じて得られる智慧をもって共に難局を乗り越えたい、「我が道は至誠と実行のみ」というコンセプトをもって設立されました。

のみならず、志を同じくする多くの協力弁護士、社会保険労務士、中小企業診断士、税理士、会計士、司法書士、行政書士等のネットワークを通じて新たな時代の心を耕すサービスを提供致します。

何卒宜しくお願い致します。